私の会社でも、技術を追い求めた技術者の先には、出世ルートは狭いです。
一応、俺の会社では一般職がそのうち出世すると
- 技術職(プロフェッショナル職)
- 管理職
に分かれます。
形上、技術者の出世ルートの先にも出世ルートはあるような社則となっていますが、
実際は、技術職の出世コースは厳しく険しいです。
なぜ技術職の出世コースは管理職に対して難しいのか?
私の会社で技術職の出世が難しいと思われる理由
ちなみに、40代の俺が私の会社で技術職での出世が厳しいと判断しているかといいますと、
- 出世を推薦してくれる上司が「難しい」と言っている
- 実際、技術職で出世している人が少ない(逆に年齢と発言力から仕方なくそのポジションに置いているような人だけ)
という点から判断しています。
一般的に技術職が管理職に比べて出世が難しいと思う理由
逆に、一般的に(自分自身が偉い人になったつもりで)考え、技術職が管理職より出世が難しいと思う理由はあります。
- 技術職の優れた技術を評価できる人がいない
- その優れた技術を一人月以上で売るすべもない(逆にいえば一人月以上の価値はない)
- 一方、管理職は組織を束ねた数字で評価が可能
ということで、
出来る・出来ないではなく評価しやすいか評価しにくいか
の差で技術職のままでの出世は難しいんだと、普通に思います。「俺は縁の下の力持ちなんだー」と言っても、今は技術のその縁の下を評価できる評価軸は存在しない(正解論がない)んですよね。
では技術職が別格的に評価されるにはどうしたら良いか?
もしも、会社内で技術職として明らかに評価されるためにはどうしたら良いのでしょうか?
- バイネームの名前がそのテクノロジー業界(社外で)で売れるようになる
- 一人月以上を出しても他の会社が買いたいと思う技術である(俺しか出来ない需要があるテクニック・技術である)
まあ、企業に属していてここまでできる人はまずいないですね・・・。
そもそも、
この域なら企業に属す必要が無くなりますから。
ということで、
会社に属しながら技術職の出世を評価するとなると(評価軸の検討)
- 人数を束ねた(社内で注目度の高い)有名案件のリーダーもしくはマネージャーをする
という事しか無いのですが、こちらは継続的に実施することは不可能なので、
- 評価がタイミングになってしまうのと、
- 結局管理職に近い評価の形(数字と知名度)
になってしまうんですよね・・・。
まあ要するに、技術職の評価軸を作るのは難しく、結局、
経験値・社内発言力≒年齢
になってしまうという現実です。
会社的な価値は少ないので、「どうしても仕方なく」(個人依存)って人しか出世できない仕組みなわけですorz
まとめ(技術職 VS 管理職)
出世したいならば管理職になるしか今のところ手はなさそうです。
それでも技術職で出世を目指すならば、今のところは
個性やパーソナル色を高めて、それが(たまたま)ヒット出来た時にやっと出世できそうです(やっぱり難しい)。
コメント