室内飼育している水槽のミナミヌマエビが、何やら卵を抱えていました。
室内飼育下で、ミナミヌマエビが無事繁殖するための産卵についてまとめた話です。
ミナミヌマエビが抱えている卵の色の変化は?(抱卵期間)
室内飼育でミナミヌマエビの抱えている卵の色の変化を見ていました。
産卵したばかりの時は、黒色の卵を抱えていましたが、
だんだん卵の色が茶色に変化してきました。
- 卵の色が黒っぽかったら産卵したばかりです。
- 薄く茶色や黄色っぽい色になったら間もなく孵化します(ゾエア)。
- 白色や半透明になるとになると孵化します(稚エビ)。
参考:ミナミヌマエビの卵の色の変化と繁殖について解説! │ 熱帯魚LOVERS
ヤマトヌマエビと異なり、ミナミヌマエビは淡水で産卵するエビなので、室内飼育も面白いです。
産卵から抱卵、羽化、稚エビ誕生までの時間は?
ミナミヌマエビは、産卵すると卵を尾っぽに抱えます(抱卵)。
その後、抱卵期間が終わると、孵化し、稚エビが誕生します。
抱卵期間は、一般的に約3週間から4週間です。
水温が高めほど抱卵期間が短くなる傾向にあるそうです。
参考:ミナミヌマエビが産卵!?抱卵を見つけたらこう対処しよう! | 熱帯魚CLUB|理想の水槽を作るアクアリウム入門手帳!
稚エビの成長速度 時間経過の成長記録
稚エビ誕生!
10/23
稚エビが誕生してから、初めは1ミリに満たないほどの大きさなんですけど、
誕生から2週間後:5ミリ程度
2週間ほどすると、7ミリ程度の大きさに成長します。
我が家では、5mm程度でしたが、明らかに「私はエビです」という雰囲気が出てきました。
誕生から3週間後:稚エビ1センチ程度に成長
11/13
もう遠目に見ても、明らかにエビという感じに成長しました。
メダカの針子よりも成長が若干早い印象でした。
2~3週間で1cmほどの大きさになり大人のミナミヌマエビと変わらなくなります。
稚エビは、微生物や苔を食べて成長します。
参考:ミナミヌマエビの繁殖コツまとめ。繁殖に適した時期・水温・環境は?産卵から稚エビの育て方まで
誕生から4週間後:まだ稚エビという感じですが混泳を始める
11/18
1センチも超えだしたので、そろそろ普通のメダカとかがいる水槽に移してみようと思います。
ざっと数えて、稚エビは20匹くらいました。
問題は、どのようにサテライトにいる稚エビを元の水槽に戻すかですが、
いったん、サテライトの脱走防止網を外し、どれくらい脱走するかを見てみようと思いました。
あっという間に逃げそうですね笑。
誕生から6週間後:水槽に放流したミナミヌマエビの稚エビの成長
メイン水槽は、稚エビの大きさに対し大きいので、普段は放流した稚エビの姿が見れず、生きているのか、食べられていしまっているのか、一見わかりませんでした・・・。
メイン水槽には、
- 親のミナミヌマエビ4匹
- メダカ3匹
- 巨大ドジョウ1匹
- ヒメタニシ2匹
がいます。
でも、生きていました!
時々、稚エビの姿を発見できますね!1センチ以上の大きさになっていて、他の生態と共存できていました。
水槽の掃除をしていても、あやまってホースで稚エビ吸い上げてしまいますね。引っかかるホースにネットも付いているんですが、稚エビは通り抜けてしまってバケツまで出てしまっていました。
見つけられたのでよかったですけど、稚エビが小さすぎて見つけられない可能性もありますね。
【参考】よく見るとサテライト内に稚エビの死骸もあった
今まで気が付きませんでしたが、稚エビを育てているサテライト内をよくよく見ますと、稚エビが全匹問題なく無事成長しているわけではなく、2匹ぐらい稚エビの死骸を見つけました。
何もしなくても簡単に成長してくれるミナミヌマエビの稚エビではありますが、
全匹が生き残れるわけでは無かったです。
ただ、20匹~30匹いた痴エビの中の2匹程度の死骸の割合ですので、
サテライトで稚エビを飼育すれば、ほとんどの稚エビは成長してくれると言えますね。
誕生から7週間後:メイン水槽の痴エビは1.5センチ以上のエビに成長していた
メイン水槽に放流した稚エビが姿が見えるようになりました。
まだ小ぶりのミナミヌマエビですが、もう稚エビというよりも、
ちゃんとしたエビに成長していました!
ミナミヌマエビは、1センチ以上していれば、ある程度の混泳は出来ますね!
稚エビの捕まえ方 タモ?
サテライトの浅瀬に出て来た稚エビを簡単に捕まえれた
サテライトの脱走防止網を外すと、だんだん稚エビが浅瀬に集まってきます。
ある程度の数の稚エビが集まったら、サテライトの脱走防止網を付け、稚エビが逃げられないようにし、
サテライトの流し口にプラコップとかをおいて、指で稚エビを流し口に追いやることで、簡単に稚エビを捕まえることが出来ました。
まずは、7匹の稚エビを捕まえれました。
同様にして、稚エビを捕獲し、いろんな水槽に分けて飼育してみることにしました。
- メイン水槽、3匹+3匹
- プラケース(針子がいる)、4匹
- ビオトープのスチロールケース、1匹+4匹
稚エビを放流してみました。
参考までに、一回目はあれほど簡単に捕まえることが出来た稚エビですが、
今では、全然稚エビを捕まえることが出来ません。
どうも、稚エビがサテライトの流し口に集まっていたのは、餌となる苔が豊富だったようです。
あっという間に、上の写真のように、流し口がピカピカになり、その後、稚エビが集まらなくなってしまいましたorz。
稚エビを捕まえることが出来ない!!
タモがNG場所のミナミヌマエビの稚エビを捕まえる方法
サテライトでは、タモ(ネット)も入りません。
結局、どうやってミナミヌマエビの稚エビを捕まえたかというと、
スポイドです!
1cm程度の稚エビで、スポイドが手堅く稚エビを捕まえられます。
ただ、まあまあ大変な作業なので笑、数十匹程度の場合すね笑。
やはり、水槽飼育にはスポイドは必須アイテムですね!
【注意】稚エビが生れると水槽掃除が出来なくなる
稚エビが生れると、水槽掃除が簡単には出来なくなります。
それどころか、他の生体(例えばメダカ)と一緒に飼育していますと、稚エビが他の生体の生き餌になってしまいます。
なので、親ミナミヌマエビが抱卵し、稚エビが誕生しそうになったら、抱卵したミナミヌマエビを隔離した方が良いです。
稚エビが誕生する前の、抱卵した状態でも、大量の水替えは厳禁です。ミナミヌマエビが卵を落としてしまう可能性があるそうです。
【参考】親ミナミヌマエビのオスとメスの見分け方
ミナミヌマエビの尻尾の裏のひだが長い方がメスで、短いと方がオスです。 それと個体差もあるとは思いますが一般的にはオス(約2cm程度)よりもメス(約3cm程度)のほうがサイズが大きいとされています。
https://oitamedakabiyori.com/contents/post-155.htmlhttps://oitamedakabiyori.com/contents/post-155.html
ミナミヌマエビが成長すると、雄と雌がわかるようになるんですけど、
メスの方が大きく、ゴツイ骨格ですね。オスの方は可愛いエビという感じです。
ミナミヌマエビの寿命は、野生では通常約1年、飼育下でも2年という時間です。
参考:ミナミヌマエビの繁殖・産卵の方法|初心者も簡単にできる繁殖の手順 – メダカの飼育、飼い方を知ろう -アクアリウムなら大分めだか日和
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