5月末6月頭にその事件が起きました。
私はメダカの針子をグリーンウォーターで飼育しています。
小さなケースで、水替えも特になしで飼育していたんですが、
ある朝、針子が全滅していました。
厳密に言いますと、数匹生き残っていました。
よくよく思い出すと、前兆がありました。
濃すぎるグリーンウォーターは逆に危険
上のグリーンウォーターの色、綺麗なグリーンだと思ったんですけどねー。
この色のグリーンウォーターで事件は起きました。
グリーンウォーターは、通常メダカ飼育(特に針子飼育)に便利な水ですが、
濃すぎるグリーンウォーターは危険ということを体験しました。
原因は夜間の水中酸素濃度低下
実は、グリーンウォーター内の植物プランクトンも呼吸をしていて、
昼間は光合成をしているため、水中に酸素を供給できるのですが、
夜間は光合成をしていないため、酸素を消費します。
多すぎる植物プランクトンの場合は、この夜間の酸素消費量が多くなり、メダカが酸欠となってしまっていたんですorz
「呼吸」は,生きている間はずっと,昼も夜も行われます。
「光合成」は,光を受けたときだけ行います。
植物は,光が当たっている昼間は,「呼吸」と「光合成」の両方を行っています。植物が十分に光を受けているときは,
植物の生活と種類|植物は二酸化炭素を吸うのか?吐くのか?|中学理科|定期テスト対策サイト
「呼吸」によって取り入れられる酸素・出される二酸化炭素の量よりも,
「光合成」によって取り入れられる二酸化炭素・つくり出される酸素の量のほうが多くなります。
そのため,小学校で習ったように,「昼間は,植物は二酸化炭素を取り入れ,酸素を出している」
と言うことができます。
夜間は,呼吸だけを行っているので,酸素を取り入れ,二酸化炭素を出しています。
全滅した濃さの色(室内飼育)
上の写真の
- 右側が全滅したグリーンウォーターの色です。
- 左側の方が汚らしい色ですが、メダカの針子は生存しています。
綺麗すぎる緑の色よりも、汚いくらいの薄っすらした色の方がよさそうです。
左側のケースは、屋外でグリーンウォーターにしてから、
その後は、基本室内に置いていたため、グリーンウォーターがちょうど良いバランスを保っているのかもです
針子全滅の前兆があるケースもある
私の場合は、1,2日前から、
「あれ?針子が数匹死んでいる?」
と、だんだん、針子が減りだしている前兆がありました。
針子飼育における、魔の三週間は超えている針子での異常でした。
針子飼育は、孵化してから三週間までの死亡率が高く
この魔の三週間を過ぎれば安定します。
今思うと、これが前兆だったんです。
屋外飼育の場合のグリーンウォーターの色
屋外飼育で、黒色のケースだと、
一見、グリーンウォーターの濃さの色がわからなかったりします。
そういう意味でも、時々水をすくって水換えした方がよいのですが、
屋外飼育の場合、夜間も空気が揺れて酸素が供給されたりするので、
上記のグリーンウォーターのレベルの色合いでも(抹茶色)、かろうじて針子が生きていたりします。
ただし、やっぱり危険ですね。
濃すぎるグリーンウォーターへの対策
私の場合、危険だった針子飼育ポイントが以下の点です。
- 針子飼育のため小さい容器で飼育(20センチ以下)
- 針子飼育のため水替えをしなかった
- 濃すぎるグリーンウォーターだった
今回の事件で、かろうじて生き残った針子は、グリーンウォーターごと、大きな容器にドボンと入れてしまいました。
昼間に、水温を合わせてから、
グリーンウォーターごと、針子もドボンです。
今後は、今回の事件が起きたグリーンウォーターの色と比較し、濃すぎるグリーンウォーターになってしまった場合、
- 少しずつ水替えをする
- (事前に)室内に移し日光が当たらないようにする
といった対応をしようかなと考えています。
グリーンウォーターを室内に移動させる
グリーンウォーターの水を、室内に持ってくると、
一日単位で色が変わってきていることがわかります。
これだけで、針子の酸欠が避けれますので、
濃いグリーンウォーターになってしまった場合は、クリアな水を足した上で、室内飼育にするのがよいです。
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