コロナ禍で、働き方はかなり変わりましたね。
私の会社では、在宅勤務が当たり前になりました。
とはいえ、フル在宅勤務(完全在宅勤務)を会社が認めているわけではなく、週2回程度の出社を求めています。
会社がこのような働き方・勤務体系になっても、未だに僅かに転勤キーワードが出るのですが、
やはり、このような働き方になっても転勤は必要なのでしょうか?
昔の働き方の管理者が部下に脅しで「転勤」キーワードを出す
ぶっちゃけこれもあります。
昔の働き方で時間が止まっている、オールド世代が使いますね。
オールド世代の大半の人は、時間が止まっているので、お上(おかみ)からのお達しがないと、わかれません。
脅しを抜いたとして、仕事として本当に転勤制度が必要なのでしょうか?
週2回出社があるので転勤制度が必要?
仮に週2回出社を考えてみます。
モデルとして、とある地方から東京に出社するケースを考えてみます。
東京まで、片道新幹線で5,000円とし、東京の単身寮費は50,000円としましょうか。
転勤制度を利用し出社した場合の費用
毎月
- 単身赴任手当、50,000円
- 一時帰省費用、20,000円 (月2回)
- 地域手当、20,000円
合計90,000円くらいかかります(私の会社でだいたいの計算です。もうちょっと多いです)。
在宅勤務から週2回遠方出社した場合の費用
毎月
- 新幹線で8回通勤、80,000円
合計で80,000円になります。
ただし、長距離出勤の場合、通勤時間がグレーになります。
昔的な働き方の考え方ならば、通勤時間というのは勤務時間に入りませんが(長距離でも私用時間)、
今どきは、在宅勤務が出来るくらいなので、新幹線の中でも一定のテレワーク勤務はできます。
より無駄のない働き方ではないでしょうか?
ただ、新幹線の中で打ち合わせとかは出来ませんけどね。
社会的に転勤制度が廃止になれば、移動しながらテレワークの需要もあるかもです。
まとめ
この条件で比較しますと、
転勤制度でも長距離出社でも費用的には対してかわらない
となります。
むしろ、ワークライフバランスを考えたら、
長距離出社の方がワークライフバランスな働き方だと思います。
【参考】もっと融通を利かせた合理的な働き方の場合
私の仕事の場合、会社への出社以外に「他社に出向き作業したり製品を納めなければならない仕事」があったりします。
なので、
仕事として現地に行かなければならないケース
が存在します。
もしも、1人転勤制度で転勤させるくらいなら、
月8回程度(10万円程度)まで出張させる
働き方のほうが、より合理的だと思います。
ただし、移動時間は短縮できないので、急なトラブル的な現地インの仕事は、やはりこの働き方は不向きです。現地に社員がいる会社が有利ですね。
まあ、転勤制度を利用するにせよ、長距離出社を利用するにせよ、原価が増える埋没なので、
合理的な最小限の回数
にするのが、より合理的な働き方です。
ただし、在宅勤務では合理的に働き方を語れない部分がある
合理的には、前述した通りの働き方なのですが、
実は、在宅勤務では合理的に語れない部分があるので、会社も合理的な完全在宅勤務に踏み切れないでいると思います。
在宅勤務では社員が真面目に働いているかわからない
例えば、社会的には禁煙が進み、
会社でも喫煙所が撤去され、禁煙というのがルールになっている会社も今どきは多いと思います。
しかし、在宅勤務になると喫煙しまくりです。
喫煙者は喫煙による休憩時間が増えるのが予想されます。
また、お酒が大好きな人は飲酒するかもですし、
ゲームが大好きな人は、ゲームをするかもしれません。
とうぜん、居眠りをしている人も出てくると思います。
誰も見ていないという仕事場で、
真面目に仕事をするかどうかは個人任せになってしまいます。
社員の成果主義の会社ならこれでも問題はないですが、日本の会社ではサラリーマンの闇(働いても働かなくても給与は同じ)が広がってしまう可能性を秘めています。
在宅勤務ではコミュニケーションの発生が個人任せになる
あと、真面目な仕事をする人も、自分に真面目なだけですと、
トンネル効果のように周りが見えなくなり、突き進んで仕事をしてしまうかもしれません。
周りの人並みに合わせるとか、歩調を合わせるようなコミュニケーションが取りづらくなります。
思い込みで突き進んでしまい、手戻りが発生するケースも普通にありえます。
本来は、そんなはずは無いんですけど、近くにいないというのは
見えないし心理的にコミュニケーションの機会が減ってしまうようです。
【まとめ】在宅勤務では目が届きづらくなり社員個人任せになる部分が不安
つまり、社員に個人任せできれば、合理的な働き方をすることも出来るんですが、
組織というのは出来る人ばかりの集まりではないです。
「勤務場所は自宅」NTTのニュース
また、そんな状況でより効果を上げるためには、「ダメな社員に基準(ルール)を合わせるのが鉄則」なので、完全に合理的な働き方は出来ないということです。
どこで互いに妥協する方ですね。(真理)
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